山国絵巻(はじめに)
私が山国絵巻を書くきっかけになったのは、2005年のクリスマスに友人達と開いたパーティーの企画からでした。その企画というのは、くじで当たった人のリクエストに応じた作品を作ると言うものでした。私が受けたリクエストは軍のお話(オリジナル)とのことでした。
その前までオリジナルのお話というのは書いたことが無く、軍という題材も当然初めてだったのでどういった話にするか本当に悩みました。
軍という組織に対しての知識も少なく、軍という組織は扱いがとても難しいので実在する組織は書けないと思い架空の国、山国の軍を書くことにしました。話の内容も軍と言うと戦争と言うイメージが強かったのですが、戦争を書くことは私には無理でしたので日常の話にしました。これから書く作品にも今の私では戦争のシーンは書くことが出来ないと思います。ただ、どう言った思いで独立戦争を宮野さん達が起こしたのかは、いずれ書きたいと思っています。
第一作目を書いたときには、こうやってシリーズ化することは考えておらずキャラクターを書いただけで、第二作目を書く前に大体の設定を決めました。山国絵巻で武器に銃は使用しないという設定もその時決めました。これは私の個人的な感じ方として、銃を持っている敵に剣で立ち向かうと言うことは無謀なことではないのか、と言うことがあるからです。伊藤さん、黒田さんや松方君などが剣を使うため、遠距離の武器は弓の方が良いと思いました。
建物の構造や、町の構造、都市同士のつながりなどまだまだ決めていきたいことはたくさんありますが少しずつ決めていければと思っています。
亀の歩みよりもゆっくりとしたペースになると思いますが、少しずつ進んでいきたいと思っておりますので山国絵巻シリーズをよろしくお願い致します。
最後に、くだらない話をここまで読んでいただき本当にありがとうございます。
つまらない作品ですが少しでも楽しんで頂ければ幸いです。
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